OCI Architect Associate資格取得のための学習方法
実際に私自身OCI基盤構築の経験なしでしたが、机上で1から学習し「OCI Architect Associate」の資格取得した勉強方法について紹介します。
目次[非表示]
- 1.略歴
- 2.取得した資格(取得日)
- 3.OCI Architect Associateとは
- 4.勉強方法
- 4.1.①動画視聴
- 4.2.②スキルチェックや模擬問題実施
- 4.3.③動画ではカバーできなかったサービスについて勉強
- 5.使用した教材
- 5.1.■勉強方法①②にて使用した教材
- 5.2.■勉強方法③にて使用した教材
- 6.勉強時間
- 7.まとめ
略歴
はじめに、私自身の経験についてです。
・2022年入社の社会人3年目
・OCI基盤構築の経験なし
取得した資格(取得日)
これまでに取得した資格と、取得日になります。
・Oracle Cloud Infrastructure 2022 Foundations Associate(2022/12取得)
・Oracle Cloud Infrastructure 2022 Architect Associate(2023/10取得)
本記事では、「OCI Architect Associate」の資格勉強についてご紹介します。
OCI Architect Associateとは
Oracle Cloud Infrastructure(OCI)には複数の資格があります。
このうち、「OCI Architect Associate」はOCI Foundations Associate→OCI Architect Associate→OCI Architect Professionalと中間の位置付けとなり、中級レベルの難易度です。
「OCI Architect Professional」の資格取得については、こちらのブログにて取り上げています。
OCI Architect Associateの特徴 (2024/4時点のOCI Architect Associate資格と内容)
・試験時間、90分間
・出題数、55問
・合格ライン、 65 %
・各カテゴリが試験に占める割合
カテゴリ |
割合 |
---|---|
コンピュート |
20% |
ネットワーク |
28% |
ストレージ |
22% |
観測と管理 |
8% |
Identity and Access Management |
10% |
セキュリティ |
12% |
勉強方法
①動画視聴
私自身、OCI基盤の構築経験がなく基本的な理解から必要でしたので、第一歩として Oracle Universityのラーニングパスの動画を視聴しました。
Oracle Universityのラーニングパスの特徴
・全量、約35時間
・各動画、OCIの概要からネットワーク・IAM・ストレージなどのリソースを章ごとに学べる構成
・1動画は平均15分程度
動画の内容はリソースごとの特徴や構築する上でのポイント等だったので、授業のように説明を聞いて自分でノートにまとめるなどして勉強をしていました。
Associate資格取得に向けて、事前にFoundationsを取得する際にも同じくOracle Universityのラーニングパスの動画を視聴しました。そのため、Foundationsで勉強した復習にプラスして、Associateとしてより詳細な説明が加わったという形だったので、個人的にはかなり動画視聴でOCIの仕組みについて学べました。
②スキルチェックや模擬問題実施
各章の最後にはスキルチェック、全章を学習し終えた後には模擬問題集があります。そのため、動画視聴後にこれらを行い、自己の理解度を確認しました。
スキルチェックの特徴
・選択式の問題
・約5問、所要時間約5分
・基本的に動画の内容の復習
模擬問題集の特徴
・選択式の問題
・約45問、所要時間約45分
・動画の内容に加えて、OCI公式ドキュメントに記載の内容
・実際の試験に近い問題
間違えた問題は動画を見返したり、OCI公式ドキュメント参照し内容の理解をしていました。
問題は選択肢だったので、例えばですが、このリソースはあっているがその説明が一致していないから×、問題上の構成ではこのリソースが足りないから×といったように理由が明確にできるまで理解できるように勉強していました。
また、リソースの細部の仕様や、意味が似ている単語などについては、直接コンソール上で確認しながら勉強すると、理解が深まって記憶に残りやすかったです。
実際の試験に近い問題なのでスキルチェックと模擬問題集は9割以上とれるまで繰り返し解いていました。
③動画ではカバーできなかったサービスについて勉強
動画ではリソースの説明からその仕組みまで幅広く学べましたが、理解できなかった部分については参考書を利用して深めていきました。参考書は、構成図や実際のコンソール画面のキャプチャもありわかりやすかったため、動画の説明だけではイメージがつかなかったところを補っていました。
使用した教材
■勉強方法①②にて使用した教材
・Oracle Universityのラーニングパス ※Oracleアカウントでのログインが必要です
・OCIドキュメント
・OCIチュートリアル
■勉強方法③にて使用した教材
・Oracle Cloud Infrastructure徹底入門
他、オンライン参考書等
勉強時間
約1ヶ月間
→動画・参考書で勉強したり、小テスト・模擬問題集を解いて試験に向けて頻繁に勉強し、
試験直前の休日は一日中勉強していました。
まとめ
Foundations AssociateとArchitect Associateではただリソースについて覚えれば良いというだけではなく、構成から理解をしないと解けない問題が出てきたりして、レベルが急に上がるため、構築経験がなく、コンソール上でのみ操作経験があるレベルの方にとっては、それなりに勉強する必要があると感じます。しかし、何度も繰り返し参考書や動画で復習すると経験がない方でも、知識として身についてくるので自ずと解けるようになると思います。
今回は、私自身の勉強方法についてご紹介させていただきました。この内容が皆さんの資格取得への一歩となるきっかけになれば幸いです